看護師になりたいというあなたへ

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看護師になりたいという人は多いです。女子高生が将来なりたい仕事では看護師が1位になっていますし、親が女の子に就かせたい仕事でも1位です。ただ、看護師になりたいと思っている人が多くても、実際には辞めてしまう人もそれなりにいるのです。希望に満ち溢れて看護師になったはずなのに、なぜ離職してしまうのでしょうか。

看護師はいろいろな意味できつい仕事です。病院で患者さんに一番接している時間が長いのは、医師ではなくて看護師です。このため、医療行為従事者であると同時に、接客業としての側面を持っているため、人付き合いが得意ではない人にとってはきつい面もあることは確かです。

さらには、医療行為というのはいろいろな意味で「汚い」ものに触れなければならないということです。検尿や検便などはその最たるものですし、便通の悪い患者さんに浣腸しなくてはならないこともあります。体が不自由な患者さんを支えてあげるのは、体力的にきついものがあるでしょう。

そして、悲しいことに死ぬことから逃れられる人間はいません。つまり、医学というものは、すべての患者さんを助けられるようにはできていないということです。担当している患者さんが治療のかいなく亡くなってしまったときのダメージは、並大抵のものではありません。そして、そういうダメージを受けた状態でも仕事を続行しなければならないのです。これは精神的にきついものがあります。

それでもこの仕事を選ぶ人が多いのは、自分の力で誰かが救われるということを目の当たりにできることが多いからではないでしょうか。上にも書きましたが、医学は万能ではありませんので、どうしても力及ばずということが出てくるでしょう。しかし、今にも死にそうだった患者さんが元気に退院していったとき、その人が生き続けるための力になれたという思いは、何事にも代えがたいものになるのではないでしょうか。看護師はきつい仕事かもしれませんが、それでも看護師になりたいという人を、私は応援しています。

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