看護師になりたいと言っていた友人の今

公開日:  最終更新日:2015/12/23

“高校生の頃、友人たちと進路について話をしていたとき、看護師になりたいと言っていた子がいました。その子は小学生のころからの同級生、いわゆる幼なじみで、ずっと前から一緒に遊んでいた仲の友だちです。彼女の家はお父さんがおらず、お母さんがひとりで彼女と彼女の弟を育てていました。

そんなお母さんが看護師さんだったことから、彼女も看護師になりたいと思うようになったんでしょうね。ただ看護師さんというのはとても大変な職業です。私も子どもながらにその辛さは想像できていて、友人が看護師になりたいと言ったとき、素直にその夢を応援できずにいました。私自身はできるだけ楽をしつつ、特に裕福でも貧乏でもない普通の生活をしていけたらいいな~という高校生らしからぬ未来図しか描けていない状態だったので、しっかりと将来の夢が決まっている彼女が羨ましかったのかもしれません。

ただ当時の彼女は決して勉強ができる方ではありませんでした。高校も私は進学校に通っていましたが、彼女は偏差値のあまり高くない女子高へ通っていたんです。本当に大丈夫かな、看護師さんになんてなれるのかなと、私は心配もしていました。今から考えるとずいぶんと上から目線で恥ずかしいですね。

そんなこんなで、高校を卒業してから既に10年が経ちました。看護師への夢を語っていた彼女は、数年前から地元の病院で働いています。もちろん看護師として。非常に残念なことに彼女の母親は既に亡くなってしまったのですが、彼女はいつ会っても元気です。ただ昔のほんわかとした雰囲気はなくなって、時には職場の愚痴を言っていることもありますが(笑)とてもやりがいのある仕事をしているんだろうなとわかるような顔をしています。

小さい頃からひとつの夢を支えに自分を励ましてきて、今も自分の希望に向かって邁進している彼女は、やっぱり羨ましいほどに輝いているなあと思います。やっぱり幼い頃考えていたように日々をのんべんだらりと過ごす私とは正反対で、小さい頃の夢って本当に大事だなあと今更ながら反省しきりな毎日です。”

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